アウトプレースメントサービス “ジョプレ パイン”の事例紹介
■リストラ対応策の構築
食品メーカー様（従業員数 約200名）
＜状況＞
Ａ社は、10年前に３社を統合し誕生しました。そのうち、1社は創業が古く、冷凍食品製造販売を行う優良企業でした。当時は業界全体が伸び盛りであり、その中で発展していました。統合後は、一つの部門として稼働していました。しかし近年、新規参入業者が増え、過当競争の状態が激しくなり、不況の影響もあり当該部門の業績は悪化を続け、現在は赤字部門になってしまいました。その為、人員の削減が必須となり希望退職の募集計画の立案作成サービスを利用しました。
＜希望退職募集計画の立案作成＞
募集期間、募集人数を決め、割増退職の算定や再就職支援策などを具体的に設定して、会社に残ってほしい社員が応募した際の慰留措置などの対応策も検討しました。労働組合に説明する資料及び対象者に説明する資料の内容についても検討し、さらに退職後の社会保険手続きなどを資料に取り入れました。こうした総合的な計画を実施した結果、33名の効果的な人員削減に成功しました。
運搬輸送業様（従業員数 約100名）
＜状況＞
Ｂ社は、運搬、輸送を主に行う企業であります。ここ数年、業績が芳しくなく赤字経営が続いていました。今後も大きな改善の見込もなく、昨年には管理職以上においてはボーナスの一部減額も行われていました。Ｂ社は非正規雇用者はいなく、全員正社員でした。経営を維持するためには、業務を縮小して人員削減が必要と考え、まずは希望退職を募りましたが、応募者が全くありませんでした。その為、退職勧奨実施計画の立案作成サービスを利用しました。
＜退職勧奨実施計画の立案作成＞
まず退職勧奨対象者の合理的な選定基準、対象人数を検討し、取り決めました。次に、対象者への優遇措置を決定し、希望退職時よりも優位な割増退職金等を設定しました。本人への説明に必要な資料等も作成しました。以上の様な具体的な実施計画を作成する事により、着実に進めて行くことができました。その結果、予定の対象人数18名が退職勧奨に同意をし、円満に事を進める事ができました。
■アウトプレースメントの実施
製造業（機械部品）様（従業員数約500名）
＜状況＞
Ｃ社は、大手機械メーカーの下請け企業であり、機械部品の製造を関東の工場にて製造していましたが、製品単価の引き下げ圧力と工場従業員の人件費の上昇傾向に苦心していました。そうした問題を解消すべく、人件費を始めとする製造コストの安い東南アジアへ製造拠点を移すこととなり、本社社員も含めた90名の希望退職募集をしました。また、応募した社員のための再就職支援（アウトプレースメント）サービスを利用できるようにしました。
＜様々な基礎知識やスキルの習得のためのスキルアップ講座の活用＞
サービス利用者は、転職活動は初めての経験であり、再就職活動の前に、活動に必要となるビジネスマナーや応募書類の作成方法などの様々な基礎知識やスキルの習得をしたいと考え、教育が充実している事業者を選択しました。
また、再就職支援サービスの事業者は、あくまでも支援者であり、活動の主体は自分であるという認識があり、スキルアップ講座やキャリアカウンセラーを活用しながら、自主的に再就職活動を実施し、８ヶ月以内にはほぼ全員が再就職を実現しました。
アパレル小売業様（従業員数約420名）
＜状況＞
Ｄ社は、女性服を中心に販売展開する企業ですが、同業者間の過当競争と目まぐるしい流行の変化に乗り遅れ気味で、慢性的な赤字体質にありました。そしていよいよ、このままでは事業の継続が困難と判断し、購買と営業の社員及び間接部門の社員29名を対象に退職勧奨を行い、それを円滑に進めるため再就職支援（アウトプレースメント）サービスを活用することになりました。
＜きめ細かなサービスとメンタルヘルス等のサービスの活用＞
サービス利用者は、大手の事業者よりもきめ細やかなサービスを期待して事業者の選択をしました。また、メンタルヘルスや労働に関する専門的な相談も直接可能な点も評価ポイントでした。利用者は精神的なショックと再就職に対する不安な気持ちを切り替えることに成功し、再就職を実現することができました。
